2)地盤調査方法のご紹介
スウェーデン式サウンディング試験
戸建て住宅では現在、もっとも利用されている調査方法です。
下図のスクリューポイントを垂直に貫入し、荷重と回転数を測定します。
スクリューの摩耗度合により貫入抵抗値に影響があるため、JIS規格でもφ30㎜未満は使用不可となっています。
メリット
- ・調査が容易で比較的安価。
- ・機動性に優れ、狭小地での調査が可能。(既存宅地での調査も)
- ・超軟弱な粘性土地盤でも連続的なデータの測定が可能。
- ・サンプラーによる試料採取が可能。
- ・複数点調査のため軟弱層の厚さの違いがよくわかる。
- ・汎用性が高いため、蓄積データが豊富。
デメリット- ・ガラや玉石などにより深部への貫入が困難。
- ・地層分類の判別が試験者の経験や感覚にゆだねられ、個人差が出やすい。
- ・10mを超える場合、摩擦により過大評価となってしまう。
- ・盛り土が堅固な場合、深部のデータが過大になりやすい。
デメリットでもある土質判別の対策として、グラウンドワークスでは、必要に応じて試料の採取を行います。
採取方法は2種類でオーガーによるサンプリングと土壌すくいを使用します。
それぞれに写真のように採取し、採取した土は土壌酸度の測定(簡易pH測定)も実施します。
事前に目視やpH測定で土質確認することでより安心・安全な家づくりのお手伝いをいたします。
<出典:グラウンド・ワークス株式会社 『G.W News No.7-1』>
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