森町ST様(2009年6月)

平成21年6月に完成したリフォーム物件です。
経年によって床がたわんだり傾いたりしてきたために、居間・台所・食事室・水廻りについて間取りを現代風にアレンジして屋根もかけなおしました。
森町ST様(2009年6月)


元の玄関ポーチが間口1間、軒の出が4.5尺だったので、間口を2間にし、軒の出を5.5尺にしてみました。居間と面を合わせることで、入母屋が一回り大きくすることができ、全体のバランスがカッコよくなっています。

Before
森町ST様(2009年6月)
After
森町ST様(2009年6月)



居間の掃き出し窓の上に庇がなかったので、ポーチ屋根を横に伸ばして庇としました。夏の直射日光が居間に入るのを抑えますので、エアコンへの負荷も低減されます。

Before
森町ST様(2009年6月)
After
森町ST様(2009年6月)



ポーチ屋根の妻側(破風)は、すべて銅板で包み腐りの無いようにしています。
ポーチ庇

入母屋を大きくしたことで、玄関の天井も30cmほどあげることができました。ホールの天井は杉の赤身に浮作りをかけ、豪縁に。天井板は杉の杢目板尺5寸角です。
玄関ホール

玄関横の明かり取りのFIXに、掛け障子をつけてみました。
明かり採り障子

下駄箱を桧で手作りしました。建具は桧、杉赤身の舞良戸です。居間入口片引き戸も腰下は舞良戸風でそろえ、腰上はマス格子です。
オーダー下駄箱

敷台、上り框、付巾木もすべて桧ムクで仕上げました。
玄関式台

床板、腰板、天井板はすべて桧のムク板です。
ムク仕上げ

居間:天井は杉の赤身で3尺角の豪縁にし、桧の板を千鳥張りしました。
リビング格天井

台所の境の3本引きはアクリル板のアルミ建具にし、台所に明るさが通るようにしました。
アクリル間仕切り戸

流し台は1800×2250のL型キッチンで居間の様子がわかる対面式にしました。換気扇はクリナップの「洗エール」で、勝手にお掃除してくれるのでお手入れがとても楽になります。
背面にはW=2700の食器棚で、下の棚にゴミ箱が収納されています。
キッチン食器棚

エビスコは高い所に置かないほうがよいとお施主様のご希望で、台所隅のスペースに棚を作り、下を物入れにしました。材料はタモ材です。
えびすこというのは恵比寿講がなまったものらしく、恵比寿様を祀り一年の無事を感謝する家庭内祭祀だそうです。
えびすこ台

トイレ手洗いは焼き物の洗面ボールし、桧のカウンターにはめ込んでいます。
トイレ

洗面所と脱衣所の境に片引きのパーティションにし、脱衣所に家族別に使える棚を12cmほど埋め込み、少しでも広くスペースがとれるようにしました。
パーティションの縦枠を棚の側面に合わせ、その枠の裏側を利用して小物置き場をつけています。
洗面所着替え棚洗面所着替え棚

おばあちゃんが安心して入れるよう、手すり、手掛けが多いユニットバスを採用しました。(クリナップ)
窓は出窓を目いっぱい下げ、湯船にいるときに開放感があるようにしました。
ユニットバス

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